特別ファンというわけでもなかった私がこんなことを書くのもおこがましいと思って書いてこなかったんですが
7月に亡くなった三浦春馬さんが気になって仕方ない。
亡くなったニュースが流れた日をよく覚えてます。
土曜日、いつものようにドラえもんを見た後に流れているニュース番組のトップニュースが彼の訃報でした。
「俳優の三浦春馬さんが…」と始まった時は、
結婚でもするのかな?
(本当に失礼ながら)何か不祥事でも起こしたのかな?
と唐揚げをあげながら聞いていた。
「都内の自宅で死亡しているのが見つかりました」と続いて、
ほんとうに、思わず「ええぇえぇぇぇぇ!!!!」
と声を上げてしまった。
芸能人の訃報で、こんなに驚いたことはいまだかつてなかった。
そして、彼のことをwikipediaのリンクが全部紫色になるまで調べたり、過去の作品もAmazonプライムビデオで少しづつ見ています。
作品を見るたび、調べるほど悲しみが深まる。
もう、この世にいないなんてちょっと信じられない。
亡くなるまで、たくさんいる若手イケメン俳優の一人だとしか思ってなかった自分は本当にもったいないことをしたなと思います。
全然知らなかった。
子役時代からずっと芸能界で頑張ってきたこと。
「若手」ってイメージだったけど、30歳になってたこと。
年を重ねるごとに、さわやかなだけじゃなくて、渋さを醸していたこと。
でも、ときおり見せる笑顔がとても無邪気で可愛らしいこと。
インタビューのときとても丁寧に話すこと。
演技だけじゃなくて歌もダンスも上手で、CDを出していたこと。
舞台でドラァグクイーンの役をやっててそれがめちゃくちゃ素敵なこと。
英語や中国語など語学も堪能なこと。
どこを調べても人柄の良かったエピソードばかり。
なんでこんなに才能あふれる素晴らしい人が、と思う一方で、才能あふれる人だからこそドラマに映画に舞台にと求められ続けて辛いことも多かったのかなとも。
彼の音楽活動の最後の作品になった、Night Diverという曲がまた、どこか彼の死とリンクするような歌詞でして(ご本人が作詞したわけではないんだけど)。
歌われている不安や後悔や葛藤やむなしさが、
彼もこんな気持ちでいたのかなとか、
まるで彼がいなくなったあとの周りの人の気持ちを歌ってるのかなとか、
いろいろ考えてしまう。
とにかく、調べれば調べるほど、素敵すぎて悲しみが深まる。
頑張ってたね、しんどかったね、辛さに気づいてあげられたら。と、私なぞ市井の者にわかるはずもない、分かったところでなにもできなかっただろうのに思ってしまいます。
せめて彼の過去の作品や、これから放送される最後の作品を大切に観たいです。